Besteh! Besteh!

印象論で何かが語られる。オタク、創作、時々、イスラエル。

バイクの免許を取得した話

はじめに つい先日バイクの卒業検定に合格し普通二輪に乗れることになった。 厳密に言えば免許センターで免許の更新手続きをしないといけないのでまだ免許を取得したわけではないが、とりあえず免許の発行自体は確定したといっていいだろう。 この記事では、…

2023年冬アニメ1話感想。

オタクたちと定期的にオンラインアニメ上映会をしているので備忘録的に記録していきます。とりあえず1話段階での2023年アニメの感想です。 今期はポストモダンというか、脱中心的というか、非線形のアニメが多い印象でアニメがマジでわからなくなってき…

2023年の所信。

1. 創作・同人 • ユーゴスラヴィア魔法少女小説シリーズの完結• 即売会3回以上の参加。内一回は東京外の開催• 構成・脚本術に関する勉強• 1枚/月以上のイラスト作成• 漫画を一作完成 2. 趣味 • 多摩川散歩踏破(二子玉川〜羽村)• 週一回以上の散歩• 普通二…

2022年サークル活動の総括

この文章は、手足もかじかむクソ寒い通勤電車の中、あるいはエアコンのリモコンを紛失してクソ寒い自宅の中で執筆されています。 今年もそろそろ一年が終わりそうなのでサークル活動振り返りの時期です。「あんま活動してないだろ」とか言われるのも癪なので…

2021年サークル活動の総括

シャツを着るのも鬱陶しいほどクソ暑い夏が一瞬間にして惨殺されたかと思えば瞬きと驚きの間隙に秋も初秋も晩秋もその色彩のかすかな濃淡を楽しむ間もなく鏖殺されてしまい厚いコートを着込んでは出勤の満員電車でサラリーマンという集合的で自我を持たない…

ハヤカワSFコンテストの振り返り。

ハヤカワSFコンテストに応募して二次選考で落ちた。 そこで講評をもらったり、最近創作に関してふわふわと考えていたことがあるので、コンテストの振り返りという名目で備忘録的にここに色々と書き記しておきたい。 一旦色々と書いてみたけど誰かのためにな…

室賀厚作品レビュー企画(第3回):『SCORE』

バックナンバーは一番下です。参照するのか? はじめに 前回更新から2日だぞ。大丈夫かこのペース。 今回紹介するのは1996年公開の『SCORE』です。松竹系で室賀監督の劇映画デビュー作。『レザボア・ドッグス』が『男たちの挽歌』です。またかよ。でも俺は室…

室賀厚作品レビュー企画(第2回):『ザ・ワイルド・ビート 裏切りの鎮魂歌』

前回はこちら j-makino.hatenablog.com はじめに 今回は室賀厚監督の『ザ・ワイルド・ビート 裏切りの鎮魂歌』のレビューです。本当は時系列順にやりたいんですけど、『ブローバック』シリーズの後に撮ってる『LONG GOOD-BYE VENUS スウィート・スキャンダル…

室賀厚作品レビュー企画(第1回):『ブローバック』シリーズ

はじめに 映画レビューを始めるためにスタートしたような気がするこのブログも、筆者がKINENOTEに移行してしまったがためにすっかりスカスカになってしまった。 別にこのブログがどうなろうが関係ないが、立ち上げたものは立ち上げたものなりに有効活用した…

全体について考えている

はじめに 先日、1年間くらいちびちび書いてたユーゴスラヴィア魔法少女小説の長編が書き終わった。書き終わると大抵半日から2日間「もう書きたくねえ〜〜〜」と嘆いてから「なんか仕掛かってないと気持ちわりい〜〜〜」となって次の作品を書く羽目になる。な…

#俺が死んだら四九日迄の間一日一作ずつ絶対に視聴してほしい映画四十九作品シリーズ

#俺が死んだら四九日迄の間一日一作ずつ絶対に視聴してほしい映画四十九作品シリーズ — ハマースによるガザ地区不法支配を許さない!怒りのエルサレム市民ネットワーク (@ActioSurrealism) 2020年1月13日 勢いで入れたので順不同でいいです。 1日目:北野武…

ノイズ、シューゲイザー、低体温。

いつも映画のことばかり書いているので今回は別のことを書きたいと思った。いつも、なんて言うほどブログを更新しているわけではないけれど、そう思う自由と権利を筆者は保有しているはずだ。 それと、そんなに映画も観ているわけではないので、話のネタを広…

極めて個人的な映画関連メモ⑥

まえがき 昨年あたりから映画のDVD・BD、いわゆる円盤を買うようになった。 それまでは余程「面白い!」と感じない限り円盤を買うようなことはなかったのだけれど、ふと「そんなにコストかからなくね?」と気づいたのでそうすることにした。発売直後のBDやプ…

リハビリテーションと2018年上半期映画私的ベスト3

はじめに 実に一年ぶりのブログ投稿になる。 どうして今更再開したのかというと、ここ1年専らtwitterばかりやっていて、twitterばかりやっていると、twitterをやるときの思考形式で物事を考えてしまうから、つまり、多様性の確保、とは言い過ぎだが、自分の…

IMAGINARY ZEGEN VS URBANSCOPE

会社から帰ってからこんなことは考えたくない。 最近、「表現規制」にまつわるインターネット上の動きでかなり引っかかることがあったので(正直に言えば不満に近い感情だけど、ここではあまり関係ない)考えをまとめるためにこの文章を書くことにした。ちなみ…

苦痛について

2017/2/20 無意味という毛布に包まって眠ってしまえ。 めちゃくちゃ久々の投稿です。自分でもこのブログの存在をすっかり忘れていた。放置していた理由はこの文章を書く理由と同じで特にない。強いていうならこのブログのトップに広告が出ていたので、なんか…

面白さを共有できない人(々)

パシリム、マッドマックス、ガルパン、シンゴジラ、この流れに抵抗していく必要がある。極めて個人的な理由に基づいて。 — マキノ@水面下の損益分岐点 (@ActioSurrealism) 2016年8月1日 庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』を見た。滅茶苦茶面白かった。なので、…

ルノワール、フィルム、フレーム

視覚とフレーム この文章はルノワール展の感想ではない。 先日国立新美術館でやってたルノワール展に行ってきた。 正直、絵画を見るための審美眼なぞ持ち合わせていないので結局時代背景とか考えるだけで終わる。『ムーラン・ド・ギャレット』には近代市民社…

極めて個人的な映画関連メモ⑤

まえがき j-makino.hatenablog.com これのつづきです。 改めて前回書いた記事を読んでみると「邦画はクソなのか?」という問いが如何に不毛なものか実感してしまうしそんなものを書いて貴重な休みを削る愚かさに辟易する。 別に邦画がクソだろうが何だろうが…

極めて個人的な映画関連メモ④

まえがき・「邦画はクソ」なのか? 今回は特定の作品についてだらだらと書き記すのではなく、特定のジャンルについて書いてみようと思う。ジャンルの区分け、そもジャンルとは何かという不毛な定義論争は吹っ飛ばしていくのでそういうのは期待しないでほしい…

極めて個人的な映画関連メモ③

まえがき・モチベーション 酒が回っているうちに下書きを書いてしまおう。 筆者はそんなに頻繁を映画を見ない。最後に映画に見に行ったのは4月の終わりか5月のはじめだったかに渋谷のアップリンクで『サウルの息子』を見たのが最後である。かれこれ一か月は…

極めて個人的な映画関連メモ②

まえがき・感想を書くということ 映画の感想ってどのタイミングで書けばいいのか困る。そりゃ見た直後が内容も細部も覚えてるから精度の高い感想が書けるだろう。精度の高い感想ってなんだ。でもまあ「思い出補正」なんて言葉が示す通り視聴してから時間が経…

極めて個人的な映画関連メモ①

前書き。書くこと。注意すること。 折角ブログを開設したのに記事が一本しかないというのはあまりに悲しいと思いなんとなく記事を書いてみようという結論が下された。 と言っても極めて普通の市民である筆者の生活の中にそれほど読者諸賢の目を引くようなト…

極めて個人的な問題

去年12月末、新宿バルト9で「劇場版 ガールズ・アンド・パンツァー」を見たあと、ぼくはしばらく放心状態になるとともに脳内にシュプレヒコールの波が通り過ぎていった。 * 「ガルパンにストーリーはない」 そんなことをTwitterでつぶやいたり、アニメ好き…